奥 宗治 作品集・・・とり合えずはサンプル、はがきサイズで、クリックで拡大、作品名やサイズ表記は別途。

 

樹木の絵は2012年全展の「生きる」、2015年全展の「葛藤」を発表して、いずれも大きな手応えを感じました。モチーフは森の中の一組の樹木であり、その姿はより良き環境を求めて相争う苦しみ、 葛藤の痕跡であって、それを人の(私自身の)生き方に重ね合わせた述懐でありました。樹木の姿が生命の痕跡であるならば、2016年のモチーフ選びに際して、過去の取材集の中で未だ描いたことの無い画題に遭遇するのではないか? こう思って、10年程前に訪れた屋久島の記憶を訪ね、ガジュマル園にたどり着いた。